執筆:小林明人

中長期的採用活動

こんにちは。いつも弊社メールマガジンをご覧いただき、誠にありがとうございます。

就職活動真っ只中、大学3年生の我が息子。親としては、あと1年で卒業し、無事に就職してくれることを祈るばかりです。
そんなこともあって、就職や採用に関するニュースが、気になる今日この頃です。

「タレントプール採用」をご存じですか

これは、将来の採用候補となり得る人材情報を蓄積・管理し、「今すぐではないが、将来的に採用したい」という人材と継続的な接点を持ち、最適なタイミングでアプローチして採用につなげる、戦略的な採用手法です。
過去に応募・内定辞退した人など、接点を持った潜在的な候補者(タレント)を中長期的に囲い込むことで、採用の機会損失を防ぎ、ミスマッチを減らし、採用コストの削減やスピードアップを実現する方法です。

◇内定辞退率

大卒新卒者の内定辞退率は、2025年3月時点で63.8%(リクルート就職みらい研究所「就職プロセス調査」より)と、高い水準となっています。これは、求職者側の売り手市場が続く中で、学生一人あたりの内定取得社数が増加しているためです。
また、中途採用における内定辞退率は、大卒新卒者ほどではないものの、9.3%(マイナビ「中途採用状況調査2025年版(2024年実績)」より)となっており、いずれにせよ、求職者が複数の会社に同時にアプローチすることが、今や常識となっています。

◇新卒エージェント

我が息子は、新卒エージェントに登録しているそうです。
新卒エージェントとは、就職活動中の大学生(主に3〜4年生)と企業を仲介する就職活動支援サービスで、さまざまなサポートを受けながら企業を紹介してもらえるため、スピーディーに選考へ進むことができます。学生は無料で利用でき、費用は採用した企業が負担する仕組みです。
息子の周囲では、4人に1人程度が利用しているとのことです。

◇中小企業はどう向き合うべきか

さて、大手企業ならいざ知らず、中小企業はこのようなトレンドにどのように向き合えばよいのでしょうか。
人手不足の時代、いかにして人材を確保していくのか。
短期的な対策ではなく、中長期的な戦略が必要であることが、お分かりいただけると思います。

◇キーワードは、「常時採用活動」と「ブースト」

常時採用活動とは、「人が必要になってから動く」のではなく、「必要になる前提で、常に採用活動を行う」採用スタイルで、仕事の内容や会社の雰囲気、求人情報を継続的に発信していく取り組みです。その一例として、採用ホームページの開設などが挙げられます。
そして、ブーストとは、ここぞというタイミングで求人情報の露出を高め、応募数を増やすための施策です。この二つを組み合わせることが、安定的な人員確保という観点から見て、中小企業がすぐに取り組める中長期的な採用活動の第一歩と言えるでしょう。
さらに、その過程で得られたデータを蓄積し、数年後にはタレントプール採用を併用することを目指してはいかがでしょうか。

◇即時応募対応

そして、忘れてはならないのがスピーディーな応募対応です。
現在の求職者の6割は1日以内に、そして2割は1時間以内のフィードバックを求めています(ディップ総研調べ)。
求職者が複数の会社に同時にアプローチすることが常識となっている今、これも非常に重要なポイントです。

◇本日のオススメ

いま求められているのは、「常時採用活動」と「ブースト」を軸とした中長期視点の採用設計です。
まずは、仕事の内容や会社の雰囲気を継続的に発信し、採用の受け皿を整える。
そして、必要なタイミングでブーストをかけ、応募を集中的に増やす。
この積み重ねが、将来的なタレントプール採用にもつながります。

「急に人が足りない」から動く採用から、
「常に人とつながっている」採用へ。

今日から一歩、仕組みづくりを始めてみてはいかがでしょうか。

~あとがき~

これからも、皆様のお役に立ちそうな気になることを掲載してまいりますので、どうぞお読みください。


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