執筆:小林明人
あえて手作り
卒業式といえば、卒業アルバム。毎年、学校で制作されたアルバムが卒業生に配られます。
実は、私が所属する柔道チームでも毎年、チームを卒団する中学3年生に記念アルバムをプレゼントしています。
しかもそれは、完全手作りです。
◇そのきっかけはコロナ禍
2020年3月。忘れもしない、新型コロナによる緊急事態。
みんなで集まることはもちろん、外出すら制限される状況となりました。
それまでは、卒団生を囲んで賑やかな卒団パーティーを開いてきました。しかし、その年はそれができなくなってしまったのです。
そこで何か記念になるものを残せないかと考え、手作りのアルバムをプレゼントすることにしました。
この年の卒団生はわずか2名でしたので、私一人でコツコツと制作。
子どもたちが入会した頃から現在までの写真を探し出し、時系列に並べて貼り付けるという、いたってシンプルなものでした。
◇デコレーション
翌2021年。卒団生は一気に11名に増えました。
さすがに一人では手に負えないと思い、当時高校生だった娘に協力を要請。
すると娘から、「写真を貼るだけでは面白くない。デコレーションしよう」という提案が。
そこからアルバムは一気に進化。結局、家内にも手伝ってもらい、親子3人で制作することになりました。
そしてこれが、想像以上の大好評。
それ以来、毎年制作する恒例行事となったのです。年を追うごとに手伝ってくださる方も増え、卒アル制作会は一大イベントになっていきました。
◇今年はなんと20冊も
そして2026年。今年の卒団生は、なんと20名。
さらにここ数年、コミュニケーションアプリ「BAND」を導入したことで、提供される写真の数が爆発的に増えました。
候補写真は、1000枚以上も集まり、これはさすがに5人や6人では無理だと判断し、関係者の皆さんにボランティアを募って制作することにしました。
毎週日曜日、4時間の作業を4回。なんとか完成にこぎつけました。
お手伝いいただいた人数は、総勢50名。
指導者、保護者、OB・OG、そして小学生まで参加する、かなり大掛かりなイベントになりました。


◇しかし事前作業は大変
1000枚以上の写真から、一人ひとりが写っている写真を探し出す作業は想像以上に大変でした。
主な作業は次の通りです。
- 対象者が写っている写真を仕分け
- 重複写真や似た写真を整理
本当は、ここから時系列に並べるところまで進めたかったのですが、時間が足りず、制作ボランティアの皆さんのセンスにお任せすることにしました。
結果として、プリントした写真は約1500枚にもなりました。
◇いざ編集
正直なところ、どれだけの方に参加していただけるのか分からず、最悪の場合は徹夜も覚悟していました。
しかし蓋を開けてみると、毎回30名近い方々が参加してくださいました。
結果として、私はほとんど編集作業に関わることなく、無事に完成することができました。
◇アナログの良さ
学校のアルバムのような、統一レイアウトのアルバムも検討したことがあります。
しかし、入会時期がそれぞれ違うため、同じ構成にするのは難しいという結論になりました。
それでも、たくさんの人の想いがこもったアルバム。それはきっと、彼らの心に深く残るものになると信じています。

◇御礼のメッセージ
完成後、BANDアプリに次のメッセージを投稿しました。

本日、卒団アルバムが無事に完成しました。
保護者の皆様を中心に、OB・OG、そして子どもたち。
本当に多くの方々の想いが重なり、20名の卒団生それぞれの一冊が出来上がりました。
制作最終日は、全国少年大会予選の日でもありました。
それでも大会が終わると、応援に行かれていた保護者の皆様が次々と駆けつけ、最後の作業を支えてくださいました。
最終日ということで、記念に集合写真も撮りました。
この他にも、今日は参加できなかったものの制作にご協力いただいた方がたくさんいらっしゃいます。
この一冊は、そんな多くの人の想いによって完成したものです。
皆様のお力添えに、心より感謝申し上げます。
そして卒団生のみんな。
このアルバムには、君たちが歩んできた時間と、君たちを見守ってきたたくさんの人の想いが詰まっています。
どうか、楽しみに待っていてください。

すると、お手伝いくださった保護者の方から、こんな返信をいただきました。

お疲れ様でした。
こんなにも熱い想いで、毎年変わらず多くの方々が関わって制作してくださるチームに、温かさと感動を感じています。
卒団生の皆さん、どうか楽しみにしていてください。
この制作に携われたことを、小学生保護者一同、心から感謝しています。
この言葉に、思わず胸が熱くなった次第です。
◇本日のオススメ
大変な作業も、楽しもうと思えば楽しくできる。今回それを強く実感しました。
そしてもう一つ感じたことがあります。
アナログだからこそ、人が集まり、会話が生まれるということです。
もしこれがすべてデジタル作業だったなら、それぞれが自宅で作業をして終わっていたかもしれません。
しかし、写真を選び、貼り、飾り付けをするという手作業だからこそ、たくさんの人が同じ場所に集まり、自然とコミュニケーションが生まれました。
結果として、約50名もの人が関わる一つのコミュニティイベントになりました。
これからも、ボランティアとは名ばかりの強制的なものにならないよう気をつけながら、こうした活動を続けていきたいと思います。
そして実はもう一つ。
こういったあえてアナログを狙った取り組みの中に、何か商機が見いだせないかと、虎視眈々と考えているところです。
~あとがき~
これからも、皆様のお役に立ちそうな気になることを掲載してまいりますので、どうぞお読みください。

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