執筆:小林明人
うんちくサイトのような出だしで
恐縮です
社長の小林明人です。
メールマガジンVol.20をお届け致しますので、お読みいただければ幸いです。
◇BYODとは
「ブリング・ユア・オウン・デバイス(Bring Your Own Device)」の略、「自分のデバイスを持ち込む」という意味で、私物端末の業務使用を指します。
コロナ禍以降テレワークが一気に広まり、自宅での業務に私物のPCやスマホを使用するBYODが増えました。
「これって、ちょっと前までダメって言ってたジャーン!」という声が聞こえてきそうです。
◇私物端末が禁止された経緯
会社のパソコンやUSBメモリを持ち帰り、それを紛失して個人情報流出などの問題が多発したことから禁止されるようになりました。今年6月に行政関連で、今月も民間企業で磁気媒体紛失という事件がありましたね。
また、私物の携帯電話で仕事関係の電話をした時の費用をどうするかという問題などから、社有携帯が貸与されるようになった企業もあります。
◇ターニングポイント
コロナによる緊急性という事情もあり、急激にBYODによる在宅ワーク導入が進みました。その背景には、これまでの問題点をクリアーできる方法と概念が一定程度確立されたからといえます。
パソコンについては、クラウド化によってデータを持ち帰る必要がなくなったこと、携帯電話については、クラウドPBXなどでスマホから会社番号での発着信ができるようになったことが挙げられるでしょう。
これらは厳格な運用ルールと、IT技術を駆使することにより、企業としてのリスク回避を図ったものです。
◇デバイス購入の半強制時代到来!?
BYODのメリットは何でしょう。企業にとっては余分なパソコンなどの機材購入が不要になること。従業員からすると、使い慣れた機器を使えるなどが挙げられますが、昨今は“スマホはあるけどパソコンは持っていない“という方も多いと思います。
もちろん今の段階では持っていなければ会社が貸与する前提ですが、いずれ「持ってないの! 社会人の常識でしょう!」、さらには「そのスペックじゃダメだよ!」という、“私物デバイスの業務利用”ではなく、“業務のために私物を購入”といった、本末転倒な事態に発展する危険性があります。
しかし最近は高校に進学するとパソコン購入が必要な時代ですので、いずれ常識になっていくようにも思えます。
◇BYODの可能性
今のところITデバイスに限られていますが、色々なものに可能性があります。
まずは自動車です。企業としては車両購入費用が掛かりませんので大変大きなメリットになります。保険制度と燃料費規程などを確立しておけばいつでも取り組めそうですし、実施されている企業様もあるかもしれません。
そして、事務所スペースも“自宅の一部に”なんてこともありえなくはない話です。
◇どこまで私物を業務利用して良いのか
元々パソコンやスマホを持っていて、容量無制限のWi-Fi環境があれば、僅かな電気代と、いささかのバッテリーの消耗はありますが、従業員に経済的な負担はほとんどないでしょう。
しかし、自家用車の業務利用や自宅でのワークスペース確保についてはどうでしょう。自動車は走れば走るだけ価値が下がります。そして自宅にワークスペースが固定される場合は、実質的に家賃相当を負担していることになりますし、加えて業務中の冷暖房費も発生します。
BYODをさらに進化させるならば、社会通念上の許容範囲と、企業と従業員双方のリスクとメリットで取捨選択して行く必要がありそうです。
◇本日のオススメ
弊社でもコロナ初頭に行った在宅ワークの際は、緊急であったためそのようなことを考える余裕がありませんでしたが、BYODを導入する場合、“使っても価値が下がらない物で、従業員に経済的負担がかからない物“を前提にすべきという私なりの結論に至りました。
社会や資源の無駄使いを減らす意味で、BYODは有効な手段です。たくさんの可能性を秘めていますので、一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
~あとがき~
これからも、皆様のお役に立ちそうな気になることを掲載してまいりますので、どうぞお読み下さい。
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