クラブチームの悩み
ボランティアで成り立っている地域のスポーツクラブチームや文化芸術クラブ、とりわけ小中学生を中心とした団体は、少子化の影響で会員数が減少傾向にあります。
さらに、指導者の高齢化と担い手不足から、クラブの存続を断念したという話を最近よく耳にするようになりました。 一方で、中学校では部活動の地域移行が進められておりますので、実態として需要と供給に矛盾が生じている現状と言えます。
ではなぜ、子どもたちが集まらなくなったのでしょうか?
もちろん少子化の影響は大きいですが、それだけではありません。実は、そのクラブがどのような活動をしているのか実態が見えないため、保護者が躊躇するケースが非常に多いのです。
見える化が大事!
今はインターネット社会です。普段の活動を見える化することで、これらの問題を解決し、見学や体験、入会のチャンスを引き出すことができます。

解決すべきポイント
- 継続的な会員数の確保
- 指導者の確保と若返り
- 運営資金の調達
漫画で解説
ある柔道チームの本格的サイト公開までを漫画でご紹介します。





ストーリー
私は12年前より地元で柔道チームの指導をしています。当時は、小中学生が約40名、指導者が約10名、合わせて50名ほどでした。
その頃、スケジュールやイベント連絡はEメールが中心でしたが、何かと不便でしたので、無料で使えるサイトで情報共有をするようになりました。
しかしチーム内の掲示板としては機能していましたが、会員獲得に向けた情報発信としては機能、ビジュアル様々な点で物足りなさがありましたので、プロに頼んで現在のサイトを立ち上ることとなりました。
それから徐々に会員数が増加し、この少子高齢化の時代でも今では120名、気づけば茨城県でもトップクラスの会員数を誇る柔道チームとなりました。
もちろんその要因はウェブサイトだけではありません。しかし、その運用によって既存会員のモチベーションアップとなり、結果その雰囲気が新たな会員獲得に繋がるという好循環をもたらしています。
現在の会員は、半数が幼年から小中学生、半数が高校生、大学生、そして社会人です。未就学児から80歳近い方まで、気づけば、幅広い世代の全世代型チームに進化しました。
サイト運営上のコンセプトは、入会を検討されている方にもチームの雰囲気がしっかり伝わるようにすることです。そのために、いくつかの工夫を取り入れています。
まず、活動の様子をできるだけそのままの形で紹介するため、「ギャラリー」ページを設け、イベントや大会の様子をほぼすべて写真付きで掲載しています。また、スケジュールや会員向けの連絡も、あえて一般公開することで、活動の流れや予定を誰でも把握できるようにしています。
なお、「ギャラリー」ページの最大の目的は、会員の皆さんにとって思い出を振り返ることができる、アルバムのような記事にすることです。
そういった取り組みが功を奏し、「継続的な会員数の確保」と「指導者の確保と若返り」が持続的に可能な環境となっています。また、諸物価高騰の中で重要な「運営資金の調達」についても、会員数増加による増収に加え、“愛着のあるチームへの貢献”という意識の高まりから、昨年、会費の値上げをすべての会員に快く受け入れていただけました。
最後に、クラブチームを運営されている皆様へ。
SNSだけでは会員は増えません。無料または簡単なウェブサイトをご利用中の皆様、それには限界があります。
ボランティアで成り立っている集団だからこそ、安心感と信頼感を発信してください。 そして、部活動の地域移行は皆様にとって大きなチャンスです。積極的かつ整然とした情報発信で、持続可能なチーム運営を目指しましょう。
そのためには、しっかりとしたホームページが不可欠です。
参考までに、私どもホームページをご覧ください。
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