執筆:小林明人
表裏一体、バランスが大事です
社長の小林明人です。
メールマガジンVol.17をお届け致しますので、お読みいただければ幸いです。
◇アウトソーシング、弊社の場合
ご利用になられてる会社様も多いと思いますが、税理士さん、社会保険労務士さんにお世話になっています。そして、弊社の業務全般を管理するシステム開発を外部に委託しています。また、運送についても、地域や物量に応じて一部外注しています。
◇利点
なぜアウトソーシングを利用するのか、考えてみました。
税理士さん、社会保険労務士さんなど、士業の方の多くは、複数のクライアントに共通する業務を請け負い、専門分野に特化することで効率的な仕事をされています。私たちがそれらの分野で一から学ぶよりずっと安心です。
業務システムについては、市販のソフトウェアでは業務全般に耐用できず自社用のシステムが欲しいところ。しかし、システム開発者を雇用し常時メンテナンスする必要はありません。多少高額でもプログラミングの専門家に依頼することにより低コストで済むという訳です。
運送に関しても、遠方の道路事情に関する知識や大型車の手配などの専門性を考慮し、自社で行うより良い仕事ができると思われる場合は外部に委託しています。
このように、専門の方を雇用するほどの必要性がなく、また専門家に依頼することで高いパフォーマンスを得ることができる分野でアウトソーシングを利用しています。
◇可能性
今の時代、いろいろな業務をアウトソーシングできます。
経理業務や電話受付、テレホンアポインター、営業代行。上手く組み合わせれば社長一人で残りはすべてアウトソーシングなんてこともできてしまうのでは?と考えてしまいます。
でも、私としては嫌ですね。それでは仕事に魂が宿りませんし、なんとも冷ややかな仕事になりそうです。
◇折込会社も
折込広告のはじまりは、チラシを配りたい方が、新聞販売店に頼んで新聞と一緒に配布してもらったことが起源。
その後、それぞれの新聞販売店へ運ぶこと、依頼することを請け負う方が現れて、大正時代に折込会社の原型が誕生しました。
◇インソーシング、弊社の場合
一方で業務のインソーシング化、OA機器や様々なモノの進化により、内製化を図れるものもあります。
アウトソーシングとインソーシング、相反しているようにも思えますが、コストと専門性を考え選択するという点で、この2つは表裏一体です。
弊社でインソーシングに成功したものをいくつか紹介します。
①名刺
20年近く前になると思いますがレーザープリンタが導入されたある日、「これで印刷できるのでは?」と思ったのがきっかけでした。文具店に行くとプリンタ向け名刺用紙があったので早速実験。遜色のないものが出来上がり、それ以来、印刷会社様には申し訳ないのですが社内で作るようになりました。
当時、印刷会社にお願いすると100枚3000円ほど、社内で作ると数百円、レイアウト変更がいつでも可能で、すぐに仕上がるといった良いことずくめ。
しかし、印刷会社様で作っていただいた方が圧倒的にハイクオリティーなのは間違いありません。
②帳票用紙類
次に、請求書などに使用していた帳票用紙類です。かつてはドットプリンターが業務用の主流でしたので、社名などを印刷した専用連帳用紙を使用していました。
しかしこれもレーザープリンタで全て作成が可能。コピー用紙を使うようになり、専用用紙は皆無になりました。
③オリコミエリアマップ
かつては、地図の専門会社に依頼してB全判の印刷物を製作していました。一回に数十万円から百万円、さらに刷り上がった時にはエリア変更があり、訂正作業だけでもたくさんの手間が掛かっていました。
その後、地図システムを導入、「ひょっとして大型のプリンターがあれば」と思い調べたところ対応しており、大判プリンターを導入、インソーシング化しました。大判プリンター自体は50万円程でした。
④ホームページ
かつて私自身がホームページビルダーにトライし断念したこともあり、アウトソーシングしてまいりました。
その都度、費用がかかる、打合せが必要、という煩わしさから、情報更新が疎かであったことは否めません。
数年前、CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)の存在を知り、更に研究して現在は完全にインソーシング化、このメルマガページのように即時更新が可能となりました。
◇本日のオススメ
社員に仕事を進めてもらうために、今の時代ではNGに近い表現ですが「お尻をたたく」のは上司、最終的には社長の役割です。
そうは言うものの、日々の業務で忙しい社員に専門外の仕事をしてもらう時、ましてその内容を上司が大枠でしか理解していない時は、なかなか気が引けます。
そこでアウトソーシングを検討される際、上司に代わって「お尻をたたく役割」を込みで考えられてはいかがでしょうか。単に業務を外注するのではなく、そういった効果も含めて考えると、アウトソーシングの見え方が変わってくるはずです。
一方、インソーシングは、内製化によるコスト削減が第一の条件になりますので、あまり大きなものは、かえってコストアップに繋がるリスクがあります。
アウトソーシング化、インソーシング化は、経営にとって重要なテーマです。
手間・コスト・クオリティーのバランスで、どちらが良いのかを、短期的・中長期的な視点で判断し、最適な方法を選択することが必要と考えます。皆様はどうお感じになられましたでしょうか。
~あとがき~
これからも、皆様のお役に立ちそうな気になることを掲載してまいりますので、どうぞお読み下さい。
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