執筆:小林明人
今好まれる広告媒体は?
メルマガvol47~49で、茨城県新聞販売連合会・茨城県折込広告協議会が行った「茨城県広告利用度調査」の調査方法や集計方法など、裏側をご紹介してまいりました。
今回は調査に至った背景や結果について、さらに結果から考えられる効率的な広告戦略についてお話させて頂きます。
◇調査に踏み切った動機
なぜこの調査を行ったのか。それは、アナログとデジタルを同列に置いた広告閲覧に関する調査指標が見当たらなかったためです。
「無いのなら、自分たちで調査しよう、それが一番シンプルでわかりやすい」ということで、茨城県内の新聞販売店166店にて「新聞購読者」と「新聞無購読者」を対象にアンケート調査を行い、新聞購読者524人、新聞無購読者514人、合計1,038人にご回答いただきました。
※詳しくはこちらをご覧ください。
◇目的と調査結果
広告無関心層の洗い出し
広告主様とお話しする中で、「広告を見る人はどのくらいいるのだろう?」という質問をいただくことがしばしばございます。私たちは“広告無関心層”の存在を感覚としては持っていましたが、具体的にお答えすることはできませんでした。
「全体の67.7%が広告を見て活用しているが、27.4%が広告に無関心」ということが確認できました。
新聞を購読されている人と無購読の人の広告に対する意識の違い
私たちは仮説として「新聞購読者の方が無購読者よりも広告を利用しているはず」という認識を持ってまいりましたが、これも数値的な立証がされておりませんでした。
「広告全般に対して、新聞購読者の83.6%が好意的な一方、新聞を購読契約されていない人の44.7%が不要と考えている」ことが確認できました。
消費者が複数媒体を利用していることの立証
消費者が様々な広告媒体を見ていることは感覚として持っていましたが、数値的根拠がありませんでした。
これは、次の3つのグラフで説明できます。
◇特別編
以下は、「2023年度 茨城県広告利用度調査」本編の基礎データベースから求人広告をクローズアップした分析レポートです。
「求人広告を見る」
と回答した人が閲覧する
広告媒体(複数回答)
求人広告を見る人は、回答者全体と比較して、あらゆる広告媒体を高いレベルで閲覧していることがわかります。
同じネット系媒体であるインターネット広告とSNS広告を、一方または両方とした回答は、回答者全体で36.1%、求人広告を見るとした人で61.4%と高い閲覧率であることがわかります。
まとめ
求人広告を見る人は、回答者全体と比較して多くの広告媒体を閲覧していることから、出稿企業としては、さまざまな媒体を用いる「クロスメディア」を念頭にした多角的な広告展開が応募効果を上げるポイントとなります。
茨城県において、高い効果が期待できる広告媒体は、先の結果より、新聞折込チラシ、テレビ、インターネット広告、SNS広告が有力といえます。
また、ディップ総合研究所の調査によると、「応募や面談前に会社のホームページを確認する人」は84%となっていることから、自社ホームページも重要です。なお、最近ではコーポレートサイトとは別に採用に特化したホームページも多く見られるようになっています。
ディップ総合研究所の調査より
以上をふまえた結論として、
- 新聞折込チラシ
- インターネット広告
- ホームページの拡充
- SNS広告
これらを並行することが、求人において取り掛かりやすく効果の得やすい方法であると分析します。
【本日のオススメ】
ご覧いただいた通り、現代はクロスメディア時代ですので、消費者は色々な広告を利用しています。また、その反面、広告に無関心な人も概ね4人に1人存在しています。
ということは、広告を見ていただける人に、複数のメディアでアプローチすることが効果を高めるポイントと言えます。
すでに取り組まれている企業様もたくさんいらっしゃることと存じますが、販売促進や求人で、クロスメディアを意識した広告戦略をオススメいたします。
~あとがき~
これからも、皆様のお役に立ちそうな気になることを掲載してまいりますので、どうぞお読み下さい。
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