執筆:小林明人

「青ナン・白ナン?」「2トン・4トン?」ややこしや~

社長の小林明人です。

メールマガジンVol.2をお届け致しますので、お読みいただければ幸いです。

運送会社なのに白ナンバーで事故?

「2021年6月28日午後、千葉県八街市で下校途中の小学生の列にトラックが突っ込み、児童2人が死亡、3人が大けがを負う悲惨な事故が起きた。コンビニで購入した酒を昼食時に車内で飲んで運転していたとのこと。」というニュースを耳にしました。TVを見ていると車体には「△△運送」と書いてあるのに白ナンバー、なぜ?

一般の方にはなじみが薄いかもしれませんが、運送会社は青ナンバーが常識です。
「もぐりの運送会社?」とも思いましたが、そうではないとの同社の釈明、要約すると「自社の荷物を運搬するためのトラック」とのことでした。

営業用車両である青ナンバーは、よそ様の荷物をお預かりし運搬、その対価として運賃をいただくことを生業とするものですので、説明通りなら確かに青ナンバーである必要はありませんが、それなら運送会社と名乗って欲しくないと思った次第です。

当社にも運送部門があります

もちろん青ナンバーを取得し営業しています。

青ナンバーには法的なものをはじめ、倫理的にも様々な制約やマナーがあり、それらを日々遵守しています。また、日々の記録や、専門に配車をする国家資格の運行管理者、整備管理者も必要な認可事業です。

余談ですが、当社は貨物事業ですが、旅客事業はより厳しい規定が設けられているようです。

さて、先ほどの白ナンバーの会社、青ナンバー取得は法律上義務付けられていないとしても、運行管理はまねして欲しかったと思います。そうしていれば重大な事故を起こさなかったはずなのにと、悔やまれてなりません。

4t運ぶ2tトラック?

当社では小型トラックの「エルフ」、中型の「フォワード」を保有しています。どちらも愛され続けている名車ですよね。

元々折込チラシの配送がメイン、紙は束になると結構な重量、つまり体積当たりの重量が大きい商品ですので、小型で積載量が大きい「エルフ」が主力です。

業界では小型トラックのことを2t車、中型トラックのことを4t車と呼びますが、この「トン」という言葉=積載量ではないのが、トラック呼称の面白いところです。当社のエルフ達は2t車と呼ばれる小型車ですが、最大積載量が3t又は4tの特注です。

4tトラックは4tの荷物を積んだら違反

昨年「フォワード」の4tウイング車を購入しました。

しかし、4t車なのに積載量は2.8t、なぜ? しかたなく、色々な方々にお聞きしてようやく理解できました。

それらを総合した結果、旧普通免許で運転できる「車両重量8t未満・最大積載量5t未満の中型車を一般的に4t車と呼ぶ」という結論に至りました。

かつては、積載量4tの4t車が存在しましたが今はないようです。つまり「4tトラックと呼ばれいていても車検証に最大積載量が2.8tと記載されていればそれ以上積んだら違反」ということになります。

2tトラックVS4tトラック

当社で保有するいすゞエルフたちは積載量3tか4t、フォワードは2.8t。

小型車の方が積載重量が大きく、車体の一番大きなフォワードが一番積載量が小さいという矛盾を感じています。

しかし、体積当たりの重量が小さい荷物を大量に運搬するには大活躍するフォワードです。

当社では折込チラシ以外の一般貨物の運送も承っております。

チャーターと宅配便

チャーターとは、トラックを一定の時間と区間で貸切ることです。ダンボール1箱でも、積載一杯の量でも運賃は同じです。(ただし積み下ろしの作業内容によっては別途費用が発生することがあります。)

そして皆様お馴染みの宅配便、これは1個いくらが原則なので、1個の荷物を発送するのにわざわざチャーターをすることはほとんどありませんよね。

また、チャーターと宅配便の中間的な混載便というサービスもあります。

どんな時にチャーターが必要?

①とても急ぐ場合

②それなりに個数がある場合

③宅配便で運んでもらえない物

本日のオススメ①

個数が多い場合はチャーターの方がお得で割安な場合があります。

特に大きな箱をいくつも発送する場合は検討の価値ありです。

チャーターならば、商品の状態によっては箱詰めをしなくて良い場合もありますし、何枚もの伝票を書く手間も省けます。

混載便について率直に申しますと、経験上あまりオススメ致しません。(あくまでも個人の感想です。)

本日のオススメ②

自社商品だけを運ぶために白ナンバートラックを運行されている企業様は多くいらっしゃると思います。

それ自体は法律上まったく問題はありませんので、まずはご安心下さい。

しかし、先の飲酒事故や過労運転を防ぐためにも、運行管理マニュアルの導入など、青ナンバーと同等の環境で業務にあたられてはいかがでしょうか。

~あとがき~

これからも、皆様のお役に立ちそうな気になることを掲載してまいりますので、どうぞお読み下さい。


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