執筆:小林明人

上手に反復練習

「一年の計は元旦にあり」と申します。2023年をどう過ごすか思いを巡らせている方も多いでしょう。私も、天に昇る龍が如く、とまでは行かないにせよ、常に向上していきたいと思っております。

今回は向上には欠かせない「苦手の克服」について、私なりの方法をご紹介させていただきます。ご参考になれば幸いです。

◇誰にでも

“苦手”はどなたにもあると思います。そして、皆さん、克服したいと思いつつ、後回しにしているのではないでしょうか。

 

◇なぜ、苦手か?

最も多いのは、「嫌だ」と思ってしまったトラウマだと思います。

やってできなかった、失敗して叱られたなど、原因は様々ですが、嫌だと思ったことをできるようにするのは、なかなか容易ではありません。特に子育てを経験された方は良くお分かりだと思います。

 

◇自転車

苦も無く乗れてしまう運動神経と勘が良い子もいるようですが、大抵は補助輪付からはじめて、補助輪を外し、何度も転びながら、「上手上手」と褒められながら覚えるものでした。

しかし最近は、補助輪付ではなく、ペダルなし自転車からスタートすることが多いようです。

バランスさえ取れれば転ばないのが自転車。「もう嫌だ!自転車なんか乗りたくない!」と思わせない合理的な方法です。

◇一度苦手意識を持ってからの克服

さて、これが難題なのは言うまでもありませんが、本日の核心です。

その方法は、

  • 嫌でも我慢して繰り返す
  • 無理のない範囲で時間をかけて少しずつ克服する

いずれも皆様一度はトライしたことがあるのではないでしょうか?

そして、本日ご紹介したいのは、気づかないうちにできるようにするという、ソフトランディングな方法です。先の自転車に例えると、“転んで嫌いになる部分を回避し、気づけば乗れるようになる”方法です。

◇強硬か柔軟か

大きく分けると強硬型と、柔軟型に大別されますが、どちらに偏るかの判断になるでしょう。

そうなると「仕事は見て盗め!」という古典的教育概念はどちらにあてはまるのでしょうか? ひょっとして「気づかないうちにできるようにする」に近いのではないでしょうか。とりあえず、見るだけで良いわけですから。そうは言っても、覚える気がなければ仕方ありませんので、それをいかにソフトにやるかが柔軟型の秘訣だと思います。

◇柔道のお話

教え子の中には、柔道の基本である「受身」が苦手な子もいます。しかし、怪我防止のためにどうしてもできるようになってもらわなければなりません。特に受身が下手なのに試合では強い子、これが難題です。

例えば、小学校低学年で体の大きい子。同学年ならば試合で投げられることがほとんど無いので受身ができなくてもなんとかなってしまいます。

しかし、自分よりも大きい子、または、体は小さいが強い子が対戦相手で登場した時、受身ができないと大きな怪我に繋がるのです。

実際、かつての教え子で試合には勝つのに怪我ばかりしている高校生がおり、“あの時もっと教えてやれば”と後悔しています。

 このような小学生には、一種ゲーム的要素を取り入れた指導をするようにしています。例えば、ジャンケンで負けたら受身を1回とか、受身でリレーをするとか。そして、上手くできたら褒めてあげること、これは欠かせません。

やや時間は掛かりますがこの繰り返しで上達していきます。ソフトにやる気を起こさせる方法です。

◇本日のオススメ

私自身は、昭和の柔道部員ですから、できるようになるまで気合と根性で乗り切る、それに尽きました。

しかし、50歳を超えた今、それが通用しないこともしばしば。

そんな時は、

  1. 飽きたらやめる
  2. 時間をおいて違う方法を試す
  3. 自分に優しくする

この3つがおススメです。

苦手の克服には、“目線を変えて、飽きないようにする。これがとても大事だと気づきました。

皆様もどうぞお試しください。

~あとがき~

これからも、皆様のお役に立ちそうな気になることを掲載してまいりますので、どうぞお読み下さい。


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