執筆:本田亮
社長!そろそろ始めてみませんか
今回は社長に代わり本田がメールマガジンをお届けいたします。
当社の社長は、まったくSNSを利用していません。“俺にわかるよう詳しく説明してくれ”と言われ、せっかくなのでメルマガで皆様にもお届けすることに致しました。
SNS未経験の方、または利用しているもののよくわからない、そんな方にお読みいただければ幸いです。
私の見解ですので男性的目線になってしまうことをご了承ください。
◇SNSとは?
Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の頭文字を略したもので、「サービスに登録した利用者同士が双方向に交流できるインターネット上のサービス」の事を言います。
具体的にどのような機能を持っているのか、下にまとめてみました。サービスによって無い機能もありますが、オンライン上のコミュニケーションで様々な人とつながりを持てることは共通しています。
SNSが持つ主な機能
- プロフィールの作成による自己PR
- 友達を作る
- 文章や写真、動画の投稿
- 投稿に対していいねやコメントなどのリアクション
- ステッカーやスタンプ機能でリアクション、自己表現
- 1対1のダイレクトなチャットのやりとり
- グループでの交流・情報共有・様々なテーマのコミュニティへの参加
- 電話機能
- アンケート機能
◇日本で有名なのは
LINE(ライン)・Twitter(ツイッター)・Facebook(フェイスブック)・Instagram(インスタグラム)・YouTube(ユーチューブ)・TikTok(ティックトック)ですね。
今考えるとガラケー時代に流行ったMixi(ミクシィ)・Mobage(モバゲー)・Gree(グリー)辺りは日本国内の先駆的なSNSでした。
『前略プロフィール』…これが一番古いかも!メールや電話機能は無いため厳密にいうとSNSではないけど、自分専用の掲示板でのやり取りは可能。自己PR用の質問が用意されていて質問を埋めていくだけで自分のプロフィールHPを簡単に作れる、という当時としては画期的なものでした。(黒歴史で思い出したくもない方、私と同じ20代後半か少し上のガラケー世代ですね。)
◇各SNSの特徴
自分にはどのSNSが合ってるんだろう?と思いますよね。下に各種の特徴をまとめておきますので、ご参考にしていただければ幸いです。
LINE(ライン)
「メッセージのやり取りで交流するSNS」
特徴:リーチ力、アクティブ率の高さ、DM機能〇・電話〇
主な利用目的:連絡手段
LINEは2011年6月にサービスを開始して以来世界中で利用されるようになり、日本国内の月間アクティブユーザー数は約 9,000万人( 2021年12月)にもなります。それまで必要だった面倒なメールアドレスの登録が、ID検索やQRコードの読み取りで簡素化したことが普及の大きな理由でしょう。
このアクティブユーザー数は他のSNSと比べてもかなり多く、そのため広告など宣伝のプラットフォームとして利用する企業が増えています。
また、広告などを非表示にする機能も無い為、発信した内容がユーザーの目に触れやすいといった特徴もあります。
Twitter(ツイッター)
「短文の投稿で交流するSNS」
特徴:リアルタイム性、拡散力、DM機能〇・電話✕
主な利用目的
(閲覧者)最新情報、リアルタイムでの情報収集
(投稿者)コミュニケーション、宣伝
リアルタイムの情報が得られること、思いついたらすぐつぶやける140文字以内の短文投稿という手軽さから、トレンドに敏感な20~40代を中心に幅広い年代に利用されています。
リツイート(RT)という他人の投稿を自分のページに投稿するという機能が活発に利用されており、拡散性(拡散の速さや広さ)は他のSNSより特筆して良いといえます。
Facebook(フェイスブック)
「日記風の投稿で交流するSNS」
特徴:30〜40代利用者の多さ、信頼性の高さ、DM機能✕・電話✕※
※別アプリ(Messenger)使用でDM機能〇・電話〇
主な利用目的
(閲覧者)出処が明確な情報の閲覧
(投稿者)コミュニケーション、ビジネス
他のSNSとの大きな違いは、実名かつ顔写真の登録が必要とされているところです。そのためFacebookはビジネスシーンで活用している人が多いため、フォーマルな環境としてプライベートよりも同僚やクライアントなどと繋がるツールとして利用されることが多いです。
また、基本的には実名での登録であるため、誰かれ構わず友達になるというより面識のある人と繋がることが多いため投稿に注目されやすいです。通常投稿の文字数制限60,000字、投稿できる動画の時間は、最長で240分まで、と他のSNSと比べ多くの情報を届けられることも特徴。
個人的な見解ですが信頼性の高さからFacebookは主に採用やBtoBのプロモーションを行う場として相性が良いでしょう。
Instagram(インスタグラム)
「写真の投稿で交流するSNS」
特徴:若者へのアプローチ力、拡散力の低さ、DM機能〇・電話〇
主な利用目的
(閲覧者)有名人・著名人などの投稿の閲覧
(投稿者)コミュニケーション、ビジネス
Instagramのメインユーザーは20代~40代となっていて、写真や動画の投稿だけでなく買い物の手段としてInstagramを利用する若者も増えています。
この傾向からInstagramで人気になったインフルエンサー(インスタグラマー)がブランドを立ち上げ、インスタを拠点としてビジネスを展開するケースも増えています。またフォロワーの性別や年齢によりターゲットを絞れるため宣伝媒体としても注目されています。テキストと違って写真や動画は商品のイメージを伝えやすいので、アパレルやコスメなどイメージ重視の商品販売との親和性は高いです。
ただし、Instagramはシェア、リツイート機能がないため拡散力は低くなります。しかしハッシュタグという共通ワード検索の機能があるので利用者にピンポイントに届けやすいというところはメリットです。
YouTube(ユーチューブ)
「動画の投稿で交流するSNS」
特徴:拡散力、費用対効果、DM機能✕・電話✕
主な利用目的
(閲覧者)様々な動画の視聴
(投稿者)コミュニケーション、ビジネス、再生回数による収益、非公開での動画保存
アプリをインストールするだけで投稿動画の閲覧が可能。またGoogleのアカウントがあれば簡単に自分の動画を投稿できます。特定のアカウントのみが閲覧できる限定公開の機能もあるので、サークルやグループ内で共有したい動画置き場としても大変重宝します。
またチャンネル登録者1000人以上で収益を得ることも可能。ユーザーの好みに合った動画をおススメに出してくれる機能があるので、効率的に再生回数が伸びる仕組みです。さらに動画がバズり始めると『急上昇』欄に表示され、より多くのユーザーに再生されるようになります。
リンクをコピーできるため、TwitterやFacebookなどの別のSNSでの拡散も容易。再生回数を増やす仕掛けが作りやすく、多額の収入を得るユーザーもいることから、将来の夢は ”ユーチューバー''と言う子どもがいることはご存じの方も多いでしょう。
TikTok(ティックトック)
「短編動画の投稿で交流するSNS」
特徴:10代の利用者の多さ、バズりやすさ、DM機能✕・電話✕
主な利用目的
(閲覧者)面白い動画の閲覧
(投稿者)コミュニケーション、ビジネス、投げ銭による収入
TikTokはコンテンツの基本材料である音楽やエフェクトが揃っているので、誰でも簡単にダンス動画などを作成、投稿することができます。また、動画の速度を変えるなど思いのままに動画をカスタマイズできるので、ユーザーはよりオリジナリティのあるコンテンツを発信することができます。
投稿できる動画は最長1分と短尺、縦型全画面なのでスマートフォンで見るには最適なコンテンツとなっています。ユーザーは若年層(特に10代)が多いため、10代にバズる(※)ような新しくて楽しくて真似しやすいコンテンツが好まれます。1回バズるとTikTok以外のSNSへも広がっていく傾向があるため、他のSNSと比べてバズりやすいと言えるでしょう。
フォロワー数が増えるとインスタと同様、企業と直接タイアップ(コラボ)し商品やサービスを紹介することで報酬を得ることが可能です。また2021年からライブ配信での投げ銭機能が始まったことで”ティックトッカー”が注目されています。
※バズる…インターネットやSNSなどを介し、急激に、消費者の口コミで話題が拡散し注目が集まることを意味する言葉です。
◇本日のオススメ
ほとんどの方が既に利用されていると思いますが、まだの方には先ずLINEをお勧めします。理由は国内アクティブユーザー数 9,000万( 2021年12月) という普及率。新しいコミュニティに参加する際にはグループの連絡手段として必要になることも多いと思われます。
次点はTwitter。
私は画像や動画を投稿したくないので、言葉で表現できるSNSとしてTwitterを使っています。理由は匿名性の高さからくる言論の自由度。昔からインターネット上に自分の顔写真や本名を出してはいけないと教わってきたので本名・顔写真登録のFacebookには抵抗感があります。
同時に手軽さ故の情報の真偽には注意が必要です。
~あとがき~
今も社長はLINEすら導入してくれません。今のご時世にメールがメイン…(;^ω^)
これからも、皆様のお役に立ちそうな気になることを掲載してまいりますので、どうぞお読み下さい。
- チラシを作ったが、お店でお客様に配るほか、どうして良いかわからない
- 折込をしたいが、いったい何枚必要なのかわからない
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